2019仕事納め








先日まで開催しておりました、ジェイアール名古屋タカシマヤさんでのPOP UPのご挨拶も遅くなってしまいましたが、
大変沢山のお客様にお越し頂き誠にありがとうございました。

いつもの馴染みのお客様から、
ご新規、SNS等でご存知のお客様、通りがかりのお客様、いつもこのような恵まれた機会を設けて下さる関係者やお取引き先の皆様、本当に皆様とのご縁で僕らは成り立っているという事を改めて感じます。

今年は昨年暮れから引き続き、公私ともに変化の多い年でした。

まだまだこの変化の波は続きますが、
少しづつ整えながら挑戦していきたいと思います。

毎年なんだかんだで大晦日のギリギリまで
工房にかじりついてたりしていますが、
ここいらで一旦キリを付けます。

来年度もよりご愛顧頂けますよう、
精度の高い仕事を目指して皆で協力していきたいと思います。

それでは皆様、
良いお年をお過ごし下さいませ。











NEW LEATHER SKIVING MACHINE








約15年間使用していた当工房の革漉き機、
このところ刃の減り具合だけでなく、まともにメンテナンスなんてしていなかったので修理屋さんでしっかりメンテナンスしてもらう事にしました。

修理中は仕事がストップしてしまうので、これを機にもう一台導入しようと考えていましたが、とても良いタイミングでドイツ製のフォーチュナー社の中古が見つかりました。即決です。

そして先日、搬入していただきました。

送りの力強さもさる事ながら、とてもシャープな切れ味で仕事がはかどりそうです。

そしてなんといってもドイツの機械はデザインが秀逸ですね、色あいやパーツの形状など些細なディテールがカッコイイ。




お初








初めてこのブログに息子登場!

昨年10/13に彼がこの世に誕生してからは
それまでの生活や仕事の取り組みが一気に変化しました。

未だに変化し続けてます、

スタッフの弟夫婦にも一昨年、娘が生まれ
否が応にも変化せざるを得ないという時期に来たという事でしょうか。

STUDIO LA CAUSEも2010年にスタートして、来年で10年になります。

始めチョロチョロ中パッパな感じですが
生活も仕事もいよいよ本気モードに突入です。実はずっと全力なのは内緒にしたいですが…


いや~、世の中のお父さん、お母さん、
尊敬です。自分の至らなさをホント痛感します。


そしてなにより次の10年に備えて準備もしていかなくてはいけませんね。

目まぐるしく変化していく世の中や流行に
流されてつつも、しなやかに対応できるように!?

頑張ってイケてるお父さんを目指します。


前進あるのみ
















先日まで開催の銀座松屋さんでの催事、
お越し下さった皆様、並びにスタッフの皆様、誠に有難うございました!

一年ぶりの松屋さんでの出店、久々にお会い出来た同業の皆さんもパワーアップされていて、僕らも頑張らなきゃと良い刺激になりました。

初日は僕も居ましたが、今回は初のリョウタロー君1人の店頭、チカさんが育児休暇なのでしばらくは男2人で頑張っていきたいと思います!

色々と新たな取り組みも、少しづつ前進してます。
行きつ戻りつも、その度に何でもいいので違った感度を得ていきたいなぁと思います。






New material








今期、定番のお財布やバッグの素材を一新しました。


以前のタイプよりもシボの凹凸感が際立ち
一層シュリンクが強くなりました。

触り心地はなんとも不思議で柔らかさの中に弾力があり適度に張りもあります。

傷などには強く、最初はマットな風合いですが、徐々に艶が上がってきます。


退色性もあり、色の変化はさほどありませんので綺麗な感じを保つ事が出来そうです。

カラー展開は、人気のベージュ、ブラック、ネイビーの3色です。


今まではエッジの部分は裁ちっぱなしでしたが、今回は処理を施してあります。


SLCのバッグや小物の大半は一枚革で裏地の無い作りになってます。

理由は単純にその方が好きだからです。

革の質感を一番ダイレクトに伝えるにはこの方法が良いと思ってます。(例外も多々あります)

しかし、裏地を貼らずの一枚革での仕立てには大きな壁があります。

それは、一切隠せない、誤魔化せ無いという事。

天然素材が相手ですから、傷もあれば繊維の向きや厚み、などなど…
挙げだしらキリがありません。

素材の個体差にもよりますが、使用できるのは全体の50%あれば良い方。


裏地で隠せないという事だけで、芯材などで誤魔化しも効きません。
(必要と判断した箇所には仕込んでます)

でも、何故か魅力を感じる一枚革仕立て。

思い返せば、昔から憧れた某ハイブランドからリリースされている一枚革のバッグに魅力を感じたのが何より大きいのかも。

ウールのコートとかも裏地無しの分厚い物が好み。重いけど…


素材そのもので勝負をするという事は、
素材が持つポテンシャルが全体のクオリティに直結します。

高い革だから良いという訳でも無く。

理想でいうのならば、品があって、適度な厚みと(2.5mm 前後)コシと柔らかさを兼ね備え、重過ぎず、退色に強く
仕立てやすく、取り都合が良く、カラーバリエーションが茶系ばかりでなく、価格も手頃*(ds¥100以下、質がよければMAX¥150まで)で安定して仕入れが出来る。
タンニンがやや多目のセミクローム革。

とにかく絶対使われる事が無いであろう、端のビラビラした部分はせめてトリミングしておいて欲しい…予め。

すみません、理想を書き出したら止まらなくなりそうです。

*ds 革の大きさの単位の事、10cm×10cmの大きさ


仕入れ初め暫く使い続けてみないと本質が見えてきません。
ですから質感や色味のブレにより、仕立てに無理を感じたら使用を辞めます。
原材料そのもののブレがありますから、暫くは買い続けます、戻る事も期待して。

しかし!?と感じたらまず自分を誤魔化せない。そしてお客様に説明のしようがない。

そんなこんなで、今期からまた定番素材難民です。

今回の素材、今のところは良い◎








仕入れ初めてから間もないので
今後定番素材となりえるかは未定ですが
暫く使ってみようと思います。



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EMIZAH

スタジオ ラ コーズ
革小物の工房兼お店.





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